おやこ美文字通信 

美文字への道 ~その6 回り道したからこそお伝えできること~

6. 回り道したからこそ お伝えできること

「美文字への道」として、講師の経験をお伝えしてきました。

これまでの経緯は、【その5】までをご覧ください。

さて、これまで美しい文字を目指して学んできた私でしたが、

いざ指導する立場となってアウトプットしたことが、より文字への理解やスキルを深めることとなりました。

今回は、「美文字への道」のまとめとしまして、「回り道したからこそ お伝えできる美文字のこと」

をお話できたらと思います。

 目次

1. まずは書道教室に。毛筆は書けても硬筆は・・・

2. 小学校の教員に。文字と関わる毎日の始まり

3. 「鉛筆の持ち方」~小学生の現状を知る~

 
4. 書写との出会い
 
 
 
 
5. 教えることで美文字スキルアップ!
 
 
 

6. 回り道をしたからこそお伝えできること

【その6⇒ 今回のブログ】
 

これまで、いくつもの書道教室に通い、様々な書体を習い、書道を長い期間学んできましたが、

書写を体系的に学び、指導することで、その知識と技術が自分のものとなり、美しい文字に近づくことができました。

ただ、書道を習っていたことや、教員として文字を指導する上で悩んだことは、今になって考えると決して無駄なことではありませんでした。

芸術書道も書写とは全く別のものではありません。

書写は書道とはつながっているものなので、書道の考え方も書写に含まれています。

ですから、普通に文字を整えるために学ぶのでしたら、書写から学んだ方が効率的でわかりやすいのです。

大人の方でも、日常に書く文字の整え方を知ることが目的でしたら、書写を中心に学ぶことをお勧めします。

(書道の素晴らしさはここでは語り尽くせませんので、また別の機会にお伝えできればと思います。)

しかし、書道の知識は今の指導の中に生きています。

実際、かな書道を学んだことが、ひらがなの書き方を理解する上で非常に役立っていますし、古典の臨書で得た学びが、美しい文字を理解する上で有効だったと、今ならわかります。

ですから。日常の文字(硬筆)を身につけたいと思う方でしたら、このように長い歳月をかけて学ばなくても、文字を整えて書くための知識や技術を得ることはできるのです。

もし、お子さんが字を書くことが苦手だったり、あなたがきれいな文字に憧れていたりするようでしたら、書写を学ぶことをおすすめします。

普段書く文字でしたら、すぐ目に見えて変化していくことでしょう。

そして、ご自身が学ぶだけでなく、誰かに教えるために学ぶことも、ぜひ選択肢の一つに入れていただけたらと思います。

「おやこで美文字!ひらがな漢字通信講座」は、お子さまといっしょに学ぶのはもちろんですが、お子さまも含め、お知り合いの方に文字のアドバイスができるような知識を得られる内容となっています。

 

文字の悩みを抱えている方に、私のような回り道をせずに、美しい文字になってもらえるように…

そんな願いを込めて、本講座をお届けします。

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ぜひ多くの方に体験していただけたらと思います。

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