【その4】でお伝えしましたように、ご縁をいただき書道教室を開くこととなりました。
自分の学んだこと、我が子がどのように「書写」を身につけていったかを参考にしながら、
初心に返った気持ちで、硬筆・毛筆の指導を行っていきました。
「書写」の指導を取り入れることで、子ども達はメキメキと力をつけていきました。
すぐにきれいに書けるようになるため、子ども達も意欲的にレッスンに取り組んでくれました。
「教えることは学ぶこと」といいますが、教えることを通して、自分の美文字スキルもさらに上がりました。
どのように伝えれば子ども達に理解してもらえるのか、どのように添削すれば効果的なのか、など、
指導の中から、理論と実践の両方を学ぶことができました。
また、このように学んだことを生かし、自分の子ども達にも直接アドバイスできるようになりました。
書道教室の先生と同じ指導方法だったので、我が子達も素直に受け入れ、
学校の書き初めやコンクールの際には、「どうやって書いたらいいの?」と
子ども達の方から助言を求めるようになりました。
以前なら、お互い感情的になってしまったかもしれませんが、効果的なアドバイスをしてあげられることで、
親子一緒に取り組む、楽しい時間を過ごすことができました。
親がまず指導の本質を学ぶことで、子どもに書写の楽しさや上達する喜びを伝えることができたことに、幸せを感じました。
そして、我が子をはじめ、教室の子ども達もコンクールで頻繁に結果を残すまでに成長しました。
これも「書写」との出会いがあったからなのでした。
この学びに関わった全ての方々には、心から感謝しています。
【 その6に続く 】「
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