おやこ美文字通信 

子どもの習い事を選ぶときに大切な考え方

1.子どもにどんな習い事をさせたらいいのか迷っているあなたへ

卒業式を終え、いよいよ新学期を迎える準備をされている方も多いと思います。

お子さんもお母さまも、新しい生活に向けてワクワクする時期でしょう。

そして、何か新しい習い事を始めたいな、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今年は新型コロナウィルスの影響で遅めですが、私の教室にも体験や見学のお申し込みが入ってくるようになりました。

習い事は一度始めたら、何年間も継続することが多いですし、費用もかかるものです。おのずと何にするかを決めることには慎重になってきます。

「まだ経験も少ない子どもの思いだけで、習い事を選ばせてもいいの?」

「親が習い事を決めてしまっても、長続きするのかしら?」

こんな疑問がわいてくると思います。皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?

2. 習い事の選び方いろいろ

それでは親として多くの方は、子どもの習い事をどのように選んでいるのでしょうか?

我が家の子ども達の場合は、地方の公立小中学校に通っていました。首都圏など大きな都市や各地域によっても実情が異なると思いますが、私の周りのお母さま方に聞くと、いろいろな事情や家庭の考えで習い事を選ばれていることがわかり、とても参考になりました。

例えば、

  • 「幼稚園のうちにいろいろな習い事を経験させて、小学校に入ってから、子どもの得意な習い事だけに絞っていく」
  • 「学校でもその子の得意を生かせるように、習い事でさらに力をつけておく」
  • 「お勉強系のみに絞る」
  • 「学校では習うことのできないことを習い事で経験させる」
  • 「その子の好きなこと、得意なことに絞って習い事を選ぶ」
  • 「お友達と遊ぶことを優先して、習い事にはあまり時間をかけない」
  • 「その子の苦手なことを習い事でサポートする」

など、各ご家庭によって様々でした。

全ての習い事を経験させてあげられたらよいのですが、我が家のように、時間もお金も物理的に限られている場合はどう考えたらよいのでしょうか。

そこで、私自身の子ども達の習い事を振り返りながら、選び方にヒントになる考え方をお伝えできたらと思います。

我が家には、大学生の娘と高校生の息子がいますが、二人とも習い事はある程度行かせました。また、学習塾には基本行かず、家庭学習で対応する方針でしたので、勉強以外の習い事に絞ってのお話になります。

3.我が家の子ども達の習い事事情

①娘の習い事(現在大学生)

 〇幼稚園: 「いけばな教室」「音楽教室(エレクトーン)」

      「体操教室」「クラシックバレエ」

娘は体を動かすことが苦手だったので、幼稚園で併設されていた「体操教室」とお友達が通っていた「バレエ」を1年間くらい習っていました。しかし全然ものにはならず、とても好きだという気持ちもなく辞めてしまいました。

それに対して、幼稚園で行っていた「いけばな教室」や「音楽教室」(どちらも自分からやってみたいと言った)では、手先の器用さからか、先生からも褒めていただくことが多く、娘も楽しそうに取り組んでいました。

 〇小学校:「ピアノ」「書道教室」「いけばな教室」

小学生になり本格的にピアノを始めます。すぐに楽譜にも慣れ、よい先生に出会えたこともあって学校でも伴奏を任されるくらいに上達しました。ピアノが大好きで、家にいるとずっとピアノを弾いていました。

「書道教室」は私と習いに行きましたが、小学5年生までは決して上手だとは言えない字でした。そこからコツがわかったようで急に上達して、毎年入賞し、高校では書道部に入るまでになりました。

「いけばな教室」は半年くらいお教室に通っていました。お花が大好きで、自分からやりたいと言って参加していました。

相変わらず運動は苦手でしたが、親としては得意な方を伸ばそうと、文化系の習い事に絞っていきました。

 〇中学校:「ピアノ」「書道」「フルート」

中学では吹奏楽部に入り、「フルート」の担当だったため、さらに上達したいという希望で約1年習っていました。

「ピアノ」も大好きで、忙しい合間を縫って習い続けました。そして、クラスや全校の合唱では毎年伴奏に選ばれる実力がつきました。

「書道」も大好きで習い続け、学校でも実力を発揮できました。

〇高校~大学:

娘は高校では「書道部」に、大学では外国語や外国の文化を専門に学びながら、相変わらず書道や音楽など文化系の趣味をサークルなどで続けています。大好きなことがそのまま生きている感じがします。

②息子の習い事(現在高校生)

 幼稚園:「体操教室」「サッカー教室」「書道教室」

幼稚園に併設された「体操教室」では、身体を思いっきり動かし、生き生きしていました。サッカーをしたいと言い、地元の「サッカー教室」にも通い、友達とボールを追いかけて楽しんでいました。

書道は私と一緒に習い始めましたが、鉛筆の持ち方からしっかり身につけられたので良かったなと感じています。息子は先生のご指導はじめ、たくさんのお兄さんお姉さん達と学ぶ環境の中でとてもよい影響を受けました。

〇小学校:「書道教室」「サッカー教室」「ピアノ教室」「合気道」「卓球教室」

身体を使ってダイナミックに動くことが向いているとわかったので、スポーツ系の教室に通いました。最初はサッカーでしたが、近所の子が通っていた「合気道」に行きたいと言い、6年生から1年間通うことにしました。「合気道」のおかげで礼儀も身につき、体幹が鍛えられ、体つきもしっかりしてきました。すぐに型を覚え、先生にもよく褒められていました。

「卓球教室」も6年生から入りました。これまでずっと習いたいと言っていたのですが、近所に教室ができたことを機に習い始めました。卓球が楽しく、素晴らしい先生にも恵まれて、中学高校では部活動で大活躍でした。卓球との出会いは息子にとって大きなものでした。

「書道教室」は途中行きたくない時期もありましたが、書道はとても上手になり、たくさん賞状もいただき習ってよかったのです。娘とは正反対で手先を使うことよりも、身体全体を使うことに向いているということがよくわかりました。

〇中学・高校:「卓球教室」「卓球クラブチーム」

中学・高校では部活に入りながら、夜は毎日のように卓球教室に通いました。卓球が大好きで、もっともっと上達したいという息子の気持ちを尊重しました。

息子は現在大学でも卓球を続けたいという気持ちを持っています。プロにはならなくても、将来も卓球を楽しみながら続けている可能性が高いのかなと感じています。

4.子どもの習い事で大切にしたい考え方

こうして、あらためて子ども達の習い事を振り返ってみると、結局のところ、

その子がやってみたいこと、大好きなこと = スムーズに上達すること、長続きすること

だと感じます。

そして、子どもが嫌がらず楽しんで続けることができた習い事は、その子の特性に合ったことでした。

「お姉ちゃんもやっているから」「せっかくピアノがあるから」という親の事情ではじめたピアノは息子の特性には合わず、娘と比べたら実際に役に立ったとは言えませんでした。(経験としては、とてもよかったと感じています。)

もちろん、親の希望でさせたいことや、苦手だけど習わせたいという習い事に対しては、時間やお金をかけて一生懸命取り組むことでかなり上達することもあると思います。

しかし、自由に選ぶことのできる習い事に関しては、「子どもの意思を尊重すること」、そして、「子どもが大好きなこと、得意なこと」に取り組んでいくことが、親にとっても子どもにとっても一番無理なく自然なのではないでしょうか。

そして、もし苦手なことを得意にするために習うのでしたら、指導者となる先生との相性や、先生の指導法をよく見て判断することが大切でしょう。

わかりやすく説明してくれることはもちろんですが、わからない、できない子の気持ちも理解してくれる指導者でしたら、きっと苦手なお子さんでも上達する楽しさを教えてくれることと思います。

我が家も、ピアノの先生が素晴らしい先生でした。その先生が、ピアノが決して得意ではない息子を上手く導いてくださったおかげで、6年間続けてこられたといえるです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

4.目的を持って習い事を選ぶ

①何のために学ぶのか

このように、様々な習い事の中から、お子さんに合う習い事、お子さんの可能性を引き出してくれる習い事と出会うことができたら、人生が豊かに楽しくなりますね。

将来に直接生かすことがなくても、趣味で続けていくことで生きがいになります。同じ趣味を共有する仲間とも出会うことができます。

お子さんの習い事を選ぶにあたって、それぞれの習い事に良さを分かった上で、「何のために学ぶのか」というところを明確に持つことが大切だと思います。

そうしないと、友達の習い事を聞いて心が動いたり、しなくてもいい習い事にお金と時間を費やすことになったりしてしまうので、注意が必要です。

目的は、ご家庭の方針やお子さんの個性によって、いろいろあっていいと思います。プロレベルを目指すのか、教養レベルでよいのか、ある程度力をつけてあげたいのか、年齢が小さなうちでないと上達が難しい習い事もあるので、大人が見極めてあげてください。

②英語・英会話より優先したかったもの

我が家では、習わせなかったものに、「英語・英会話」があります。なぜ習わなかったのかというと、それ以上に優先したい目的があったからです。

英語はグローバル化が進み、これからますます必須の言語になってくると思います。そこで、お子さんの習い事には、まず「英語」という方が多いのではないでしょうか?現に、英語や英会話を習っているお子さんは多いと思います。

10年前、娘が小学生だった頃、周りで習っていないのは娘だけでした。

でも、主人や私は特に、「ネイティブの方のような発音にしたい」「ペラペラと英語を話すことができるようにしたい」という願いは持っていませんでした。

というのも、英語(言語)を日本で使いこなすことができるようになるためには、まず母国語である日本語(国語)をしっかり身につけてからでも遅くないと考えていたからです。

言葉は道具ですから、母国語を使いこなすだけの素地があって、はじめて第二外国語である英語を使いこなすことができると考えています。(日本だけでの生活が前提ですが。)

確かに、英語を聞き取る耳や発音は、小さな頃でしたらスムーズに身につけることができます。

しかし、時間もお金も限られていた我が家は、地頭を鍛える、知的好奇心を育てる、様々な経験をさせるということを子育ての最優先事項としました。

そして、たくさん本を読んで知識を得たり、言葉を大切に使ったり、自然の中で遊んだり、趣味を楽しんだり、日本の文化を学んだり…ということに時間とお金を使ったのです。

結局、娘は地元の公立高校に入り、英語が得意になり、自分からどんどん学び、あっという間に力をつけ、英語以外の言語を学ぶまでになりました。(現在東京の国立大学で言語を専門に学んでいます。)

それには、しっかりとした国語力の下地があったからだと感じます。

確かに、娘ももっと早くから英語を始めたかったという気持ちも実際にはあるのですが(大学の友人に帰国子女のお子さんが多いので)、今英語以外の言語を専門的に学び、着実に話せるようになっていく姿を見て、これまでの時間の使い方は娘にとっては間違っていなかったのかなと感じます。

ですから、小学校で外国語の授業が始まるから「英会話」を、中学校で困らないように「英語」を…と結びつける前に、『なぜ学ぶのか』というところも大切に考えてみていただけたらと思います。

しっかりとした親の願いと目的があれば、お子さんも学びをちゃんと生かすことができるのではないでしょうか。

さらに付け足すと、「英語を使って何を伝えるか」ということも重要です。日本語であっても、自分の考えを自分の言葉で伝えることは難しいことですが、日本語でできないことは他の言語でも伝えることはできないと感じます。

そうはいっても、私も主人も英語を学ぶことが大好きでした。英語の大切さも十分わかっています。

英語に触れること、英語を学ぶことは楽しいですし、違う言葉で伝えることができる、お互いを理解することができるということにはワクワクします。

なので、金銭的にも時間的にも可能であれば、小さなうちから英語のある環境をつくることは大変よいことだと思います。ただ、英語さえ習っていれば…とか、周りに流されて英語やらなくちゃ…というのではなく、他の大切な学びとのバランスをとることが必要だということを、子どもたちから教えてもらいました。

お子さんが小さなうちから親が習わせたいという時には、一度目的を考えてからでもよいのではないかと考えます。

5.まとめ

①お子さんに合った習い事を

習い事を検討する際のスタートラインとしては、次のようなパターンがあります。

  1.  お子さんが自分からやってみたいと言う。
  2.  お友達が習っていることを聞いて、お子さんがやってみたいと言う。
  3.  お友達が習っていることを聞いたご両親が、お子さんにやってみたらと言う。
  4.  ご両親が習っていて役に立ったから、お子さんにすすめる。
  5.  ご両親が習わせたいと思い、お子さんにすすめる。

3,4、5番の場合は、お子さんに合うか、楽しく続けることができるか、目的にふさわしいかをよく吟味しながら、お子さんにとってためになる習い事を選んでくださるのがよいかと思います。

②小さなお子さんにおすすめの習い事!「書道(習字)」

それでは、どの習い事がおすすめだといえるのでしょうか。

私自身は、「書道」(習字)をいちばんにおすすめします。大きな都市だけでなく地方にもお教室は必ずありますし、お月謝も他の習い事と比べたら大変リーズナブルなので手軽に習い始めることができます。

東大卒ママの杉山奈津子さんが、「小さな頃に習っていてよかった習い事」として、『習字』と『そろばん』の2つをあげられています。

習字を選ばれたその理由は、

「お手本を見ながら手を動かして、自分が書きたいと思った場所にむかって筆を置いていくプロセスは、集中力もつくし、器用さもアップする」

「字がきれいになる!という点はなかなかポイントが高い」

という2点だそうです。

【引用:AERAdot.東大卒ママがすすめる子どもの習い事は?ずばりこの2つ!】

私のお教室に通うお子さんや保護者の方からも、

「字がきれいになる」「日本文化に触れることができる」「集中力がつく」「何より楽しい」

という声を聞きます。

小さなうちに指先を鍛えることは、脳の発達からも有益だといわれていますし、きれいな字は一生ものですので、実用的な習い事でもあります。

お子さんが美文字になれる「書道」「書写」も、ぜひ新しい習い事の選択肢のひとつに入れてみてください。

また、ご自宅でできる美文字の通信講座で学んでみるのも一つの方法です。

送迎もいらない、お母さまも一緒に美文字になれる「おやこで美文字!通信講座」

お母さまだけ受講されて、お子さんに文字の書き方を教えてあげることもできます。今なら添削アドバイスを行っています。こちらからお願いします。

☆文字のお悩みを解決するヒントに!お子さんの字がきれいに変わる添削アドバイス☆を行っています。 こちらからどうぞ!👇

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP