目次
1.受験やテストでこそ問われる手書きのスキル
手書き文字は、受験やテストなどの大切な場面でまだまだ必要とされています。
字を書かないマークシートの試験であっても、鉛筆を使用してマークを塗りつぶす手作業があります。
お子さまが大きくなってくると、気がかりなのがそんな受験のこと。
今の子ども達は少子化の時代とはいえ、受験に対する取り組みは、より重みを増しています。というのも、私の子どもも大学受験を経験し、自分の大学受験とは違う厳しさや難しさを実感したからです。
その中で、文字に関わってきた私が感じたことは、
『そもそも大量に「書く」ことに慣れていないと受験を乗り切ることができない』
ということでした。
2.長時間書いても疲れない文字の書き方の重要性
これは当然といえば当然のことなのですが、いくらたくさんの知識を得て、受験のノウハウを身につけるたとしても、その身に着けたものを表現するためには、今の受験制度では主に「書く」ことでしか表せないのです。
特に、難関大学といわれる大学では、記述量も半端なくあります。時間内にすべてを書きあげるスキルがないと、そもそも受験に合格できないのです。そこで、書きやすく負担のかからない「鉛筆の持ち方」、スムーズに長時間書いても疲れない文字の書き方が重要になってきます。
私の娘は、英語力を求められる大学を第一志望にしていました。そのために、大量の英単語、英熟語を書いて覚えたり、英作文を繰り返し書いたりというように、とにかく書いて書いて書きまくる日々でした。
3.ところが…
そんなある日、右腕や肩が痛くて書けない・・と訴えてきたのです。
腱鞘炎のような症状でした。あきらかに書く時間が長いので、手に負担がかかったのだと思いました。
ところが、そんな娘の書く姿を改めて観察してみると、シャープペンシルをノートに打ち付けるように書いているのです。音がカツカツと聞こえるほどでした。そして、手から腕全体を動かして書いていることもわかりました。
娘は正しい持ち方ができていたのですが、中学高校と毎日大量に文字を書くうちに、持ち方が崩れてしまっていたのだと推測しました。そこで、持ち方やペンの動かし方を含めて、娘に具体的なアドバイスをしました。
3. 鉛筆の持ち方を改善し、無事志望校に合格!
すると、「こんなに楽に書けるんだね!」と、今まで力が入りすぎていたことに気づいたのです。そこからは、持ち方や力の入れ方をコントロールして勉強を続け、無事志望校に合格することができたのです。
この時に、もし娘がそのままの持ち方だったとしたら、相談してくれなかったとしたら、無事受験を乗り切ることできたかは分かりません。肩や手の痛みを我慢しながらも、試験に合格するだけの文字量を記述しなければならないので、かなり苦しい受験になったと思います。
元々正しい鉛筆の持ち方を身につけていた娘でさえ、このような状況です。今鉛筆の持ち方が気になったいる方は、できる限りゆとりのある小さなうちに気づいてあげられるとよいですね。また、親や身近な大人の誰かが、手書き文字のスキルや知識を持っていたら、受験についてこのような心配ないといえます。
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