おやこ美文字通信 

進級をひかえた小学生のお子さんに「漢字総復習」のススメ!

1. たくさんの漢字を覚えるために

2020年度(令和2)4月から、小学校で新学習指導要領が施行されます。その中で、小学校6年間で学習する漢字が1,006文字から1,026文字に増えることとなりました。

これまで習ってきた学習漢字に、新たに20文字が加わるのです。

これは主に、小学校4年社会科で扱う「都道府県名に関わる漢字」が増えることになるのですが、それに伴って、小学校4年生の漢字が他の学年に移行するなど主に小学校4~6年生、中学生で一部変更されるそうです。

たった20文字とはいえ、漢字の苦手なお子さまにとっては負担に思えますね。

漢字をいちばん多く学習する学年は、小学4年生ですが、その数は200にのぼります。単純に計算して、学校に登校する日数が一年間におよそ200日なので、1 日に1つは新しい漢字を覚えなくてはならない計算となります。

しかし、物理的に毎日は学習できませんから、1回の漢字指導で何個も覚えることになります。そのため、学校でも基礎学力の定着を図るために、小テストや漢字テストが行われ、復習の機会もありますが、苦手な子にとっては大量の漢字をとりこぼしてしまう可能性はあると思います。

そこで、効率よく漢字の定着度をアップできたら…と感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

2. 3月の総復習で漢字の定着度アップ

そこで、漢字の総復習を進級前の春休みなどにまとめて行うことで、漢字の定着度アップを図ってみましょう。

普段でしたら、春休み期間しか復習や予習に使うことのできる時間はありません。しかし、この3月は学校が休校となり、自宅で過ごす時間も増えるため、ぜひこの時間を有効に生かしたいものです。

漢字は学習の仕方さえ身につけば、一人でも自学自習が可能です。大人がついて見てあげることができなくても、学習後に見届けてあげれば、お子さまだけでも十分進めることができると思います。

3. 漢字総復習のよさとは?

学年別漢字配当表をご存じでしょうか?学年別に学習する漢字は、このように決められています。

ただ、これら学年別の漢字は、簡単な漢字、画数の少ない漢字から習うというわけではありません。各学年の子ども達が知っておいた方がよい漢字、生活に関わる漢字、成長の段階から見て理解できる文字…というように考えられています。

そのため、例えば1年生では、身近な自然である花、山、草、水… そして、入学して知っておいた方がよい言葉である「先生」「学校」「左右」「男女」、漢数字など。

2年生では教科「国語、算数」、「船、車、駅」など乗り物に関わ漢字や、家族に関する「兄、姉、弟、妹、親」。また、時間や曜日、方角を表す漢字も出てきます。

3年生から4年生にかけては、さらに多くの漢字を扱います。その中でも県名や地図に使う漢字があったり、5年生から6年生では、「義、尊、徳、貴」というような抽象的な概念を表す漢字が出てきたりというように、発達段階に合わせた内容となっていることがわかります。

これらの漢字を各教科書ごとに、教材に合わせた新出漢字として教科書に載せています。そのため、教材ごとにバラつきがあります。

本来は、漢字の一字一字に意味があり、その意味を表す部首のきまりを元に、漢字を仲間分けして覚えていく方が子ども達の記憶には残ります。

多くのものを記憶する際には、関連づけて覚えることが大切だといわれていますが、漢字も似ているものを関連付けて覚えた方が、より記憶に残っていくのです。

ですから、漢字をまとめて総復習する良さというのは、扱う順番に関係なく関連付けて覚えることができる、というところにあるといえるのです。

まとめて書きますと、

1つ1つの漢字を単独に扱うのではなく、関連づけて学習することができる

⇒ そのため子どもの記憶に残りやすい

ということになります。

どのような学習もそうですが、「理解する」(わかる)⇒ 「できる」 ⇒ 「定着する」(わかり直す)という段階があります。

総復習は、「わかり直す」ために取り組むのです。ここまで取り組むことは理想であって、普段でしたら時間が取れないので難しいのですが、今でしたら挑戦できると思います。

ハードルは高いのですが、漢字に自信を持つことができるきっかけとなるように、一度取り組んでみてはいかがでしょうか?

次に、お子さんが楽しく復習できる具体的な方法をご紹介したいと思います。

4. 漢字総復習への具体的な取り組み ~お子さんが楽しく復習できる方法3選~

① 漢字を使ったゲームで遊んでみる

漢字をただ書くだけではなく、ゲーム感覚で書いて復習する取り組みです。

その例として、

「漢字でビンゴ!」をご紹介します。

今まで学習した漢字について、お題を決めてビンゴのマスに書いていきます。親子や兄弟で、お題にしたがった漢字を探し、いつものビンゴの要領で遊びます。(マスは3×3マス、5マス×5マスくらいでよいでしょう。)

例えば、「さんずいのつく漢字」「自然をあらわす漢字」「払いのある漢字」など、お題はお子さんの学年に合わせて考えてみてください。

また、このような時に、漢字辞典をひいてお題に当てはまる漢字を探してみると、自分で調べる習慣づけにもなります。ビンゴに夢中になると、自然と辞典や教科書を調べてみたいという意欲が湧いてきます。そんなきっかけにもなる楽しい取り組みです。

② 部首ごとにグループ分けしてみる

これは、自主勉強などで挑戦してみるとよいのではと思います。

部首は小学校で学習する漢字のほとんどにふくまれています。漢字の意味を表すものなので、部首ごとに書き出してみると、新たな発見があると思います。

漢字の仕組みをしるために、部首は大切な意味を持ちます。そして、部首を知ろうとすると、漢字の成り立ちを理解することにもつながっていきます。

漢字の本質を知るためにも、部首に注目して学習してみてください。

③  学習した漢字を使って作文を書いてみる

学校でもよく行われている実践ですが、今まで学習した漢字を使って作文を書いてみるという取り組みです。

漢字は言葉ですから、文章の中で使うことができる力もつけてあげたいですね。

そこで、短い一文でもよいですし、作文のような文章でもよいのですが、学年で習った漢字を使って文を書いてみましょう。

最低限の約束としては、「主語と述語入れること」「最後に○をつけること」

そして、できる子には、「同じ漢字の音読みと訓読み両方を入れてみる」「習った漢字を一文にできるだけ多く入れてみる」など、難易度を上げて挑戦させてください。

5. まとめ

3つの取り組みはいかがでしたか?

  1.  漢字を使ったゲームで遊んでみる
  2.  部首ごとにグループ分けしてみる
  3.  学習した漢字を使って作文を書いてみる

このように、漢字の学習も工夫次第で楽しく取り組むことができます。

また、大人も本気になって楽しむことで、お子さんも夢中になって取り組んでくれます。こんな時だからこそ、楽しく学べる工夫を取り入れていただけたらと思います。

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